ピッチングでの正しい下半身の使い方 ケガの予防 強い球を投げる為の下半身強化

2020年1月8日

下半身が大事な理由

昔からよく言われる、いいピッチャーは下半身と背筋が強い。

ピッチャーは走るのが仕事。ともよく言われてきた。

下半身のトレーニングといえば、地味でキツイ。

とても自分からすすんでやりたいとは、思わない。

それはキツくてつまらないからという理由のほかに、ほんとに下半身が強いといい球が投げれるのか?という疑いの気持ちもあってだと思う。

今回は、私が思う下半身の重要性を3つ書かせてもらいます。

これを見て少しでもやる気になってくれたらな、と思います。

 

①力の伝達

ピッチングは、シンプルに言うと、地面からの力を自らの身体を使ってボールに伝える行為だと思う。

地面→下半身→体幹→腕→ボールというように力を伝達させていく運動連鎖。

この運動連鎖がバランスよく、大きいとその分強い球が投げれると私は考えています。

なので、より地面に近い下半身が強ければ、初めに大きな力を伝えることができるので、強い球が投げられる。

 

② ケガの予防

①で話した運動連鎖の中で、下半身が弱いと、体幹や腕の力で補おうとするので、肩や肘をケガするリスクが上がってしまう。

肩や肘に負担がかからないようにする為にも、下半身が強くないといけない。

 

③ 投球内での余裕

下半身が強いと、上半身の自由な時間が増える。

上半身の時間が増えると

  1. 相手の動きがよく見える
  2. 自分のやりたいこと(フォーム)ができる
  3. 間が増えて相手(バッター)の間を崩すことができる
  4. 余裕ができた分相手(バッター)より多く情報を得ることができる

バッターと勝負をしていく中で、この上半身の時間はかなり重要だと考えています。

私自身もいいピッチングができたときはこの時間が長く感じます。

要するに下半身の状態がよく、そして粘り強く使えてるときにこの状態になってるということです。

 

私が思う下半身の重要性はこの3つです。

ピッチングの調子が上がらなくて悩んでる選手がこれを見て、よくなるきっかけになってくれたら嬉しく思います。