ピッチングでの体の開きと左肩の開き シュート回転しない球 コントロールを良くする練習方法
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体の開きをなおす時
「体が開いているぞ」
この言葉を言われた選手はたくさんいると思います。
もちろん私自身も何度も言われてきましたし、自分でも開いてるなーと感じる時が今でもあります。
決まってそういうときは、シュート回転して、力なく、コントロールすることもなかなか難しい球になります
。
その時私が実践してきた対処法を今回は書かせてもらいます。
ここからは私の経験なので、すべて右投手としての説明になります。
体が開く理由
まず、なぜ体が開いてしまうのかを自分で理解して、受け止めないといけません。
たいていは、『力み』です。
「あれ?今日は調子がおかしいな」
から始まり、
力で誤魔化しはじめ、力むことによって上体の柔軟性を失い、下半身に引っ張られて体が開いてしまいます。
それと、調子が悪いという不安から、自分が投げた球を早く見て確認したがろうとして、顔に引っ張られて体が開いてしまうパターンです。
これが始まると、なかなかその日のうちには抜け出せなくなる負の連鎖にはまってしまいがちです。
まずはこの理由を素直に受け止め、体の力みをとることから始めましょう。
左肩を閉じるのは間違い
体が開いているときよく意識するのは、左肩の壁だと思います。
そこを直してやってきた選手も多いと思います。
私がそんな状態になったとき、実践していたのは、
左肩を閉じようとするのではなく、右肩、もしくは右腕を残す。という方法です。
ん?同じじゃないか?
となったと思います。
その通りで、左肩を閉じても、右肩を残しても形的にはどちらも同じです。
だけど私がそんな考え方にした理由は、
左半身に意識を持っていきたくなかったからです。
傾斜があるマウンドで左半身に意識を持っていくと、傾斜でいうところのくだる方向に意識がいってしまい、本来軸足で粘りたいところ、傾斜に負けて、上体が流れ、頭が突っ込み、結果的に体が早く開いてしまうことになってしまいます。
それを、右肩、もしくは右腕を残すという考え方にすると、
逆に、右半身の意識が強まり、軸足でしっかりと粘って、体全体で開きを抑えることができるようになりました。
下半身の重要性に関しては、ピッチングでの正しい下半身の使い方 ケガの予防 強い球を投げる為の下半身強化に書いてあります。
写真で見ると、同じ形ですが、その中での見えない意識を変えるだけで、違った体のコントロールをすることができることにも気付きました。
もし、悩んでいる投手がいたら、ぜひとも試してもらいたいと思います。
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