ピッチングコーチ 仕事の悩みを解決 人間成長の為にやるべきこと
悩めることは幸せ
前にも書かせていただきましたが、私は現在コーチ兼任投手として働かせてもらってます。
今年もシーズンが佳境になり2年目が終わろうとしています。
今回は私のコーチとしての考え方を書かせてもらいます。
今のチームの練習時間は朝の8時半から昼の12時くらいまでの約3時間半です。
週に一日、日曜日が休みです。
私は週に2日ウエイトトレーニングを入れる日を作っています。
毎日練習メニューを出すのですが、だいたい2時間程度で終わるような最低限のメニューを出しています。
私は残りの1時間半がとても大切だと思っています。
この1時間半をどのように使うかは選手本人に任せています。
この時間でしっかりと自分と向き合い、自分の課題を見つけて、自ら取り組んでいく姿勢を身に着けてほしいからです。
よく耳にすると思いますが、マウンド上では味方が8人守ってくれているとしても、感覚的には1人ボッチなのです。
相手と戦う前にまず、自分との戦いなのです。
そこに勝つためには普段から自分と正面から向き合い、正直に自分を知り、流されない自分を持つ。ということが大事なのです。
阪神タイガース時代、2軍にいた私が初めて1軍に呼んでもらえた時に印象的だったのが、各選手が自主性をもって、自分の課題練習に取り組む姿でした。
誰一人として練習を「やらされている」という感覚ではありませんでした。
今自分がやるべきことを自分で見つけ、自分自身で乗り越えていくことで、それが困ったときの引き出しになってくれるのです。
悩み事を自らの力で解決できたとき、それは新たな引き出しとして自分自身の強みに変わるのです。
悩めば悩むほど人は強くなると私は考えています。
悩めるということは成長するチャンスなのです。
私は選手たちに自分からあまり教えにはいきません。
自ら考えて、やってみて、それでも上手くいかなかったり、行き詰まった時に選手のほうから聞きに来る感じです。
その時にはちゃんと返答できるように、常に選手たちをチェックして、準備しておくように心がけています。
自分でトライすることなく聞きに来る選手には、まず自分のやることをやってから来るように言っています。
それだけ自主性は大切だと思っているからです。
とにかく選手たちはたくさん悩んで、それを乗り越えてもらい、立派な選手、そして自主性を持った、立派な強い人間になってほしいと思います。
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