人生に行き詰まった時 現状に不安を感じた時 悩みや不安をなくす方法
不安
私は今沖縄で社会人野球のコーチ兼任選手をやらせてもらっています。
6年前は阪神タイガースでプレーをさせてもらっていました。
3年間、独立リーグで、プロ野球にカムバックすることを目指してプレーしていましたが、
それは叶わず、御縁があり、今の仕事を任せてもらって、3年目になろうとしています。
まだまだ未熟な新米コーチですが、
こんな私にも指導している選手たちがいます。
最初は楽しみなんか少しくらいで、ほとんどが不安だらけのスタートでした。
「自分がコーチなんてできるのだろうか」
「人に教えるほどの知識はあるだろうか」
「自分の言うことを選手たちは聞いてくれるのだろうか」
こんな不安でいっぱいでした。
ましてや人に教えながら、選手として結果を求められていました。
元プロなんだからアマチュアなんて抑えて当たり前。
そんな見方をされることだってあります。
そして私が指導をすれば、その指導は自分自身にそのまま返ってきて、
自分で言ってるんだから、言ってる本人はできて当然。
そう思われることだってあります。
仕事である指導をすればするほど自分自身が息苦しくなってしまいます。
コーチ兼任選手の難しさを感じていました。
選手からの相談
そんな私にも選手たちは相談や、アドバイスを求めてきてくれることがあります。
内容は投球フォームのことであったり、配球、体のケアの仕方、調整方など様々です。
そんな時は私の知っている限り伝えれることをすべて伝えるようにしています。
時には話し込んでしまい、話が長くなることがありますが、
伝え方によってはうまく伝わらないこともあり、
その選手に合った言葉を選び、その選手が納得していい顔をしてくれるまで話をしています。
そんな中、辞めることを考えているという、とても残念で、悲しい相談を受けることが稀にありました。
今まで続けてきた野球を辞めるということは、自分の中で、たくさん悩んで、葛藤して、
出した結論だと思うので、一通り話は聞くようにしています。
そして、現状の気持ちを聞き出してから、私の考えを聞いてもらいます。
私はよほどの理由がない限り夢を諦めてほしくないので、
続ける事を前提に話をします。
選手の話を聞いていると、本気で辞めることを考えている時と、本当は辞めようかどうかまだ決断できておらず、
引き留めてほしいという気持ちが伝わってくる時もあります。
選手それぞれ、いろんな考えや目標を持っていて、
話をしてみて初めて気づかされることもたくさんあります。
なので、なるべく選手とは密にコミュニケーションをとるように心がけています。
悩む人とは
そんな選手たちから日々相談を受けている中に、
「これからどうしていけばいいですか?」
だとか、
「このままの環境ではやっていけません」
などの言葉が不意に飛んでくることがあります。
必ず理由を聞きますが、そのほとんどが、
自分のことは棚に置いて、周りや、周りの環境に納得がいかないという自分中心の考えが出てきます。
そして、そんな悩みを持つものに限って、人の意見を鵜呑みにし、
結果が出なければ、その人のせい。
という、人任せの弱い気持ちを持っています。
自分の考えで行動し、その結果と向き合うことを避け、
すぐに人に意見を求め、だめなら次の人、次の人と、
意見のヤドカリ状態になっています。
これは例え話で悩みを持つすべての人がこんな人ということではありませんが、
要するに、悩みを持つ人のほとんどが、
思考の大半が自分以外になっているということです。
人は自分以外のことを考えているときは成長の歩みを止めます。
自分自身も思い返してみるとそうです。
人のことに頭を使っているときは思考が前進することはできていません。
その内容がマイナスな時は特にです。
歩みを止めているどころか、思考や成長はその場に座り込んでいる状態に近いと思います。
自分の価値とは
前にも書いたのですが、悩んでいる人は大半は、
人のことを考えていると思います。
そして、その中でも、
『あの人に私はこう思われている』
とか
『あの人に比べて私はこうだ』
とかだったりだと思います。
そんな時、人は前に進もうとするプラスの思考が止まってしまい、
成長が止まってしまいます。
生きていくうえで、人と関わることは不可欠です。
人と出会い、人と協力し、人と競争し、人と別れ、
人なしでは生きていけません。
しかし、人に合わせることは必要でしょうか。
自分あっての人だと私は思います。
毎日毎日、ひとひとひと。
他人のことで頭がいっぱい。
自分の価値まで人にゆだねることはないと思います。
自分の価値を自分で理解し、自分の価値を自分で認めることは、
自分の人生を作っていく中でとても大切なことだと思います。
悩んで立ち止まってしまいそうなときは、自分自身の存在価値を見つけましょう。
自分の価値がない人は絶対にいません。
自分がいるからこそ助かっている人はたくさんいます。
自分に頼ってくる人、必要にされてる人もたくさんいるはずです。
評価とは
この社会で生きていくうえで、ついてくるもの。
それは、『評価』です。
評価というものは時にモチベーションを左右することがあります。
評価の良し悪しによっては、置かれている立場が良くも悪くも変わることだってあります。
私自身もコーチをしているので、選手を評価することもありますが、人から評価を受ける立場にもあります。
いろんな選手を見ていると、人からの評価ばかりを気にして毎日を過ごしている選手も中にはいます。
仲間からの評価、上司からの評価、後輩からの評価、
評価というものはキリがありません。
そして評価というものはバランスがあり、
上からの評価がよければ、下からの評価が悪かったりします。
異性には好まれても、同性には好まれない人というものも、同じことではないでしょうか。
しかし人というのは、そのアンバランスな評価に気持ちを左右されてしまうことがあります。
評価が上がれば気分も上がり、評価が下がれば気持ちも下がってしまいます。
私の経験で、自分の中では結構頑張ったと思った時でも、周りからの評価が思ったほどよくなくて、
「なんでだろう?どうしたらいいんだろう?」
「なんでわかってもらえないんだろう?」
と思った時もありました。
しかしそんなことはいくら考えても無駄なことに気が付きました。
人には人それぞれの考えや、好み、価値観があるので、自分がいいと思っても、全ての人がいいと思うわけではありません。
なので私は自分で自分を評価することだけをするようにしました。
それで評価をされなければ、そんな自分を評価してもらえるところにいけばいいだけです。
評価をもらいたいがために、自分自身の能力を落とし目線を下げる必要はないと思います。
一番大切な『評価』は『自己評価』だと思います。
自分を見る
現状に不安を感じ、周りの評価を気にし、悩んでしまった時。
私は、客観的に自分を見てみるようにしています。
今、私が立っているこの姿はどんな姿なんだろうか。
椅子に座って考えているこの姿は、どんな姿だろうか。
鏡に映る自分を見るのではなく、
例えるなら、今この瞬間に幽体離脱をし、外見の自分を見てみます。
そして、今自分が目指していることは何か。
自分の夢、目標は何なのか。
そこを確認します。
そして、それを達成するためには、今自分はどうするべきか、何をすべきか、どこに居ることが正解か、
自分で自分を操作します。
そうすると、悩んでいたことはものすごく小さなことだったことに気が付いてきます。
小さいどころか、その時には忘れてしまっています。
そして自分を見ることで再び成長に向かって前進を始めることができます。
自分がやりたいことを実行するということに、人の評価なんて必要がありません。
簡単な話です。
もっと自分を見るだけです。
自分を見ることを忘れ、自分を見ることから逃げ、人ばかりを見ていると成長が止まってしまう。
だから成長したければ、もっともっと自分を見て、自分を探し、自分を見つけ、自分を評価し、自分を励まし、自分を高めていくことです。
もっとたくさん自分自身を見ましょう。
それだけで悩みなんて消えてなくなります。
明るく楽しい人生の『道』が見えてくると思います。
暗く重たかった毎日が、ワクワクする毎日に変わっていくと思います。
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